浦和競馬場(晴、不良)で23日、第38回
浦和記念(JpnII・ダート2000m)が行われ、5番人気だった
マイネルバサラ(牡4歳、
JRA美浦・
松山将樹厩舎)が重賞初制覇を飾った。
レースは好スタートを切った
タマモホルン(浦和)が逃げ、2番人気に推された
ヒガシウィルウィン(船橋)と
バルダッサーレ(大井)がマークする形。4番手に
マイネルバサラ、その直後を4番人気の
ナムラアラシ(
JRA)と1番人気の
オールブラッシュ(
JRA)が追走した。3番人気の
クリノスターオーは後方からレースを進めた。
2周目の向こう正面で一気に
マイネルバサラが動いて先頭に立つと、
ヒガシウィルウィンが追走。そこに
ナムラアラシと
オールブラッシュが並びかけて4コーナーへ。直線では、
マイネルバサラがリードを開いて6馬身差の圧勝。タイムは2分08秒2。一旦は後退したかに見えた
ヒガシウィルウィンが盛り返して2着を確保、3着は
オールブラッシュだった。
クリノスターオーは5着だった。
マイネルバサラは
父シニスターミニスター、
母サザンレイスター(母の
父サザンヘイロー)の牡4歳、鹿毛。通算20戦6勝で重賞初制覇。
JRA・
柴田大知騎手の騎乗だった。
【レース後のコメント】
1着
マイネルバサラ(
柴田大知騎手)
「正直忙しいかと思っていましたが、うまくこなしてくれて、いい位置で競馬ができました。長くいい脚を使う馬で、後続に脚を使わせる競馬をしました。最後は、あそこまで後続を離しているとは思いませんでしたから、驚きました。本当に力をつけていますし、まだ4歳。これから強くなると思います」
2着
ヒガシウィルウィン(
森泰斗騎手)
「まずまず仕上がっていたと思いますが、まだこれから良くなると思います。休み明けの3歳ですし、次が楽しみです」
3着
オールブラッシュ (C.
ルメール騎手)
「勝ち馬の後ろで
リラックスして、息も入りました。向正面で位置を上げたかったのですが、上げられませんでした。コーナーもきつく、バテてはいませんが、反応が今ひとつで、58kgもあったと思います」
4着
ナムラアラシ(
福永祐一騎手)
「いい形で行けましたが、そこから上がって行けませんでした」
5着
クリノスターオー(
幸英明騎手)
「ゲートで滑ってしまい、自分の競馬ができませんでした。具合が良かっただけに、残念です」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI