「
ジャパンC・G1」(26日、東京)
出走馬と枠順が23日、確定した。G1・2週連続V&10戦連続で馬券圏内キープ中のM・デムーロが騎乗する
サトノクラウンは6枠12番から発進。最終デモの見栄えはイマイチだったものの、調教役を買って出た世界のムーアからは“
パーフェクト宣言”が飛び出した。態勢は万全。ムーア-ミルコの豪華リレーで、2着に惜敗した秋盾のうっぷんを晴らす。
時代の流れを象徴する一幕、とでも言えようか。
サトノクラウンの鞍上には、ムーアの姿があった。愛国馬
アイダホで参戦する世界の名手が、ラ
イバルの最終リハを担当。本番で手綱を取るのがM・デムーロでも、厩舎とジョッキーの思惑が一致しての決断だ。
「ムーア騎手が、クラウンが好きなので乗ってみたいと。普段は助手ですが、ジョッキーが乗って今の状態を聞いてみたい」と経緯を説明した森助手。注目の追い切りは美浦Wで3頭併せ。最後方から発進し、中
ブレステイキング(2歳新馬)、外
サトノオンリーワン(2歳未勝利)と何とか併入を果たして終了した。
4F54秒0-38秒6-13秒5。手応え劣勢だった点を含め、見栄えの悪い内容でも次の言葉が不安を吹き飛ばす。「年齢を重ねて馬自身がやることを分かっている。動き、精神面は問題なく
パーフェクト」とムーアは厩舎サイドに伝えたという。好結果の近2走も、こと追い切りに関しては強調するほどでもない走り。その事実を知るかのような発言は、さすが一流と言わざるを得ない。
「先週はしまいでフワフワしていたので、矯正する意味できょうは3頭併せ。動きは良かったですね」と同助手も合格点。2年前のダービー3着以来となるコースには「適した舞台ですね」と自信をのぞかせ、6枠12番に「ジョッキーと調教師が話をして作戦を決めると思います」と話した。ムーアが仕上げて、絶好調男ミルコへバトンタッチ-。豪華リレーで頂点を獲る。
提供:デイリースポーツ