前人未到の大記録を関東の巧腕がサポートだ。チャンピオンズCで統一ダートG1・11勝目を狙う
コパノリッキー。今回騎乗する
田辺裕信騎手(33)=美浦・フリー=とのコンビでは、これまで5つのG1タイトルを手にしている。
なかでも人馬ともにG1初戴冠を飾った14年
フェブラリーSは、思い出深い一戦だ。「もともと騎乗予定だった
テスタマッタが直前に回避。それで繰り上がったのが同厩舎の
コパノリッキー。いろいろタイミングが重なって乗る機会ができた。巡り合わせですね」と懐かしむ。
16頭中最低人気での快走劇。単勝は2万7210円の超大穴に。「返し馬に乗った時に感触がすごく良かったんですよ。ただ人気もないし、連勝している馬でもないので気のせいかな、とも思っていました。今思えば背中が良かったんですね」と笑顔を見せた。
2戦ぶりのコンビに「全盛期と比較して完全に衰えたわけではないと思っています。左回りは走るという印象もある。流れ次第でチャンスはあります」。ダート戦線を盛り上げてきた個性派。その走りに注目だ。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ