「
勝島王冠・S3」(29日、大井)
1番人気に支持された
ディアドムスが、早めに先頭に立つ積極的な競馬で後続に4馬身差をつけて快勝。2歳時の全日本2歳優駿(Jpn1)以来となる久々のタイトル奪取を決めた。2着には8番人気の
タイムズアローが食い込み、5番人気の3歳馬
ハイテルカイトが粘り込んだ。
JRAから転入3戦目の
ディアドムスが、14年12月の全日本2歳優駿以来となる久々の重賞勝ち。名古屋からスポット参戦の
岡部誠にとっても、うれしい大井での重賞初勝利となった。
レースは3歳馬の
クラトリガーが引っ張り、
ディアドムスは向正面で徐々にポジションを上げて3コーナーでは3番手。そこからさらにペースを上げて、抜群の手応えで直線に入ると早々と先頭に躍り出た。最後まで脚色はにぶることなく、2着以下に4馬身差をつける圧勝劇。「早め先頭はイメージ通りで、今日は強気の競馬をしようと思っていた。この馬に乗るのは3回目だったけど、毎回状態が良くなっていましたね」と
岡部誠も会心のレース運びを笑顔で振り返る。
管理する森下淳師も「思ったよりいい内容で、理想通りの競馬でしたね」と高く評価。この勝利で
東京大賞典(12月29日・大井)の優先出走権を得たが、「来年はもっと良くなるだろうし、オーナーとじっくり相談して決めたい」と出走については慎重に判断する方針だ。
提供:デイリースポーツ