「チャンピオンズC・G1」(12月3日、中京)
電撃戦投入の効果が如実に表れていた。新記録となる統一ダートG1・11勝目を狙う
コパノリッキーは29日、栗東CWで単走。先週までに仕上がっており、終始馬なりでソフトな調教だったが、気合が乗って十分な迫力を帯びていた。「いい状態をキープしています」と村山師は納得の笑み。5F69秒1と全体時計は目立たないが、しまい1Fは11秒9と上々だ。
前走はあえて1200メートルのJBCス
プリントへ。「本来の、スピードのある
コパノリッキーに戻したかったので」と意図を明かす。スタートでつまずいたこともあり、結果は2着だったが、収穫はあった。「併せ馬をする必要がないくらい、行きっぷりが良くなっている。前へ行った時の方がいいイメージがある。逃げるのも十分考えています」。次走の
東京大賞典(12月29日・大井)で引退するため、今回が最後の中央でのG1。4度目の挑戦で初Vを。桶狭間に新たな金字塔を打ち立てる。
提供:デイリースポーツ