藤原英昭厩舎は香港国際競走には2014年から毎年欠かさず参戦しており、今回も
香港カップに
ステファノス、香港
ヴァースに
トーセンバジルを参戦させる。成績は2016年
香港カップでの
ステファノスと2014年
香港スプリントの
ストレイトガールの3着が最高。
クイーンエリザベス2世カップも含めても、2015年の
ステファノスの2着が最高と歯がゆいところだ。
8日、指揮官である藤原師は海外
メディアも含めた報道陣への会見に応じた。
「
ステファノスの香港遠征はこれが4回目になります。もう、スタッフも香港には慣れていますね。
トーセンバジルは初めてですが、ベテランの
ステファノスがいるおかげで落ち着いています。両馬とも状態はすごくいいです」
7日に行われた追い切りは
ステファノスにボウマン騎手が、
トーセンバジルにモレイラ騎手が騎乗して併せ馬で行われた。
「結構、強めに追い切りました。追い切ったことで状態はさらに良くなっていくとみています」
そして、各ジョッキーにはレース当日の指示はしないとのことを明らかにした。「レーストップのジョッキーが乗ってくれるので、レースはお任せます。期待しています」
そして、「どちらのほうがチャンスがあるか?」という現地
メディアの問いに「
トーセンバジルのほうが魅力はあります。堅実さという点では
ステファノス。でも、両馬とも同じくらい期待しています」と回答。さらに、「We want to WIN in Hongkong.」と笑顔で語った。
今回も強く勝ちを意識している――。そんな意気込みが感じられる会見であった。
(取材・写真:花岡貴子)