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朝日杯FS・G1」(17日、阪神)
阪神で初陣を飾り、2戦目となる前走は東京へ。3カ月半ぶり、初の長距離輸送という課題を見事なまでにクリアして、1分33秒0(稍重)の2歳コースレコードでサウジアラビアRCを射止めた
ダノンプレミアムが、迷いなく王道を突き進む。
好位につけ、満を持して抜け出す、というセンスあふれるレース運びは、卓越した身体能力と強い気持ちの結晶。トップスピードを長く持続できるタイプで、とにかく総合力が高い。
「このレースを目標にいい状態できています。状態を上乗せする形で臨んだ前走で、いい競馬をしてくれましたからね。しっかり走ってくれますし、競馬に行っていいタイプでしょう」。栗東CWで6F84秒4-37秒7-11秒4を計時して併走先着を決めた1週前の動きを確認した中内田師は、順調さを強調。川田もまた「いい感じできていますね。あとはもう無事に追い切りを終えて、本番を迎えることができれば」と言葉を重ねた。現時点で修正すべき点は見当たらない。3連勝でまずは世代のトップへ。来春のクラシックへ向けて大きく羽ばたく。
提供:デイリースポーツ