「
有馬記念・G1」(24日、中山)
“現役最終追い切り”でも、己の
スタイルを貫いた。G1・6勝馬
キタサンブラックは20日、栗東CWで併せ馬。序盤をゆったりと入ったために全体時計は目立たなかったが、きっちりと貫禄の先着を決めた。同じ中3週の前走時は2本の追い切りで臨んだが、今回は倍の4本と悔いなき仕上げで臨むラストラン。有終Vで、歴代最多タイのJRA・G1・7勝目を狙う。
-ついにラストラン。
「本当にいよいよだなという気持ちで身が引き締まる思いです。
キタサンブラックですしね。さらに引退レース。いろいろと思うところが強いです」
-
ジャパンC3着を振り返って。
「馬の状態は良かった。いいスタートを切れたし、正攻法のレースをした。直線半ばまではいい感じ。上位2頭が強くて残念でしたが、非常にレベルの高い走りでしたね」
-改めてこの馬の強さは。
「デビューから期待されてきたわけではないかもしれないが、常に
トップレベルで走って結果を出し続けている。サラブレッドとしての総合力が高い。1年に6度のG1を主役として走るのは、簡単ではない。それでいて今年だけでG1・3勝。すごい馬です」
-北島オーナーから声は掛けられたか。
「特にないです。掛けられるとプレッシャーになるので(笑)」
-意気込みを。
「ファンの多い馬。ファンが望んでいる競馬は、先頭でゴールインする姿だと思う。それに向けてベストを尽くしたい。僕自身、感謝しかないし、この馬には励まされてきた。最後を勝たせてあげたい気持ちが強い」
提供:デイリースポーツ