24日、中山競馬場で行われた
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)は、先手を取った
武豊騎手騎乗の1番人気
キタサンブラック(牡5、栗東・
清水久詞厩舎)が、そのまま最後の直線に入って後続を突き放し、好位追走から踏ん張った8番人気
クイーンズリング(牝5、栗東・
吉村圭司厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分33秒6(良)。
さらにハナ差の3着に3番人気
シュヴァルグラン(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)が入った。なお、2番人気
スワーヴリチャード(牡3、栗東・
庄野靖志厩舎)は
シュヴァルグランとクビ差の4着に終わった。
勝った
キタサンブラックは、
父ブラックタイド、
母シュガーハート、
その父サクラバクシンオーという血統。
シンボリルドルフや
ディープインパクトと並ぶ史上最多タイの
JRAGI・7勝目を飾り、また
テイエムオペラオーを超えて歴代賞金王の座に輝いた。偉大な記録を手に、来年からは北海道の社台スタリオン
ステーションで種牡馬生活に入る。
【
武豊騎手のコメント】
最高に嬉しいです。悔いの残らないように、
キタサンブラックの走りをさせることだけを考えていました。(道中は)迷いなく先手を取りに行きました。(直線では)頑張ってくれと、それしかなかったです。(ゴールのあとには)ありがとう、ご苦労さまと声をかけました。このような名馬にめぐり会えて、騎手としてすごく幸せな時間を過ごせました。
【勝ち馬プロフィール】
◆
キタサンブラック(牡5)
騎手:
武豊厩舎:栗東・
清水久詞父:ブラックタイド母:シュガーハート母父:サクラバクシンオー馬主:大野商事
生産者:
ヤナガワ牧場
通算成績:20戦12勝(重賞10勝)
主な勝ち鞍:2016年
ジャパンC(GI)