23日の
中央競馬伝統の障害レース「第140回
中山大障害」で優勝した
オジュウチョウサンの生産者・坂東牧場は、J・GI4連勝達成に沸いた。
坂東牧場は、平取町川向で昭和25年に創業。同47年6月に法人化し本場事務所を日高町福満に移転。現社長は3代目の坂東正積(まさかず)さん(42)。生産・育成・調教を手掛け、現在預託、繁殖を含め270頭ほどをけい養し従業員数は約100人。
レースは2番人気の
アップトゥデイトを1番人気の
オジュウチョウサンが終始追う展開。大逃げを打つ2年前の優勝馬
アップトゥデイトの勝利かと思われたが、
オジュウチョウサンがゴール直前でとらえ半馬身差で優勝した。
この日正積社長は中山競馬場で愛馬を応援。留守宅で職員らと事務所のテレビでレースを見届けた社長の父で顧問の坂東勝彦さん(69)は「よく頑張った。来年も記録を伸ばしてくれることを期待している」と喜びを噛み締めた。
レース直後には牧場関係者らが次々と駆け付けて「おめでとう」と祝福。事務所内は祝賀ムードに包まれた。
祝福に訪れた川上満平取町長は「4連勝達成はまことにうれしいかぎり。これで
パワーをもらって年を越せる」と快進撃を続ける
オジュウチョウサンにエールを送った。
日高報知新聞社