「
中山金杯・G3」(6日、中山)
新年を迎え、JRA移籍11年目を迎えた年男の
内田博幸(47)=美浦・フリー=が、5年ぶりの100勝超えに意欲を燃やしている。今年最初の重賞となる
中山金杯では
トーセンマタコイヤと初コンビを組む。
JRA移籍11年目、今年は、年男となる内田博は「今年の目標は、年間100勝。それに向かって、人馬ともにケガなく頑張りたい」と、5年ぶりの100勝超えに意欲を燃やしている。13年に114勝を挙げて以降は、14年67勝、15年80勝、16年と昨年は同じ89勝だった。
「毎年100勝を目標にしてきたが、最近は達成できていないからね。その中身も充実させたいけど、勝負の世界は甘くないから欲張れない。まずは100勝を達成したい」と力を込める。
89年に大井でデビューしてから今年で騎手生活30年目。「48歳になる年かあ。早いねえ。ついこの間が20歳くらいの感じなのに」と苦笑。幼いころは体操選手を目指していたといい「この歳までやれるとは。体操選手だったら、続けていられなかっただろうね」と、しみじみ語る。
年明け最初の重賞、
中山金杯では
トーセンマタコイヤとコンビを組む。7歳にして重賞初挑戦となる遅咲きの同馬に、3日の追い切りでまたがり「体調はいいと思う。レースの流れとポジション取りが好走の鍵かな」と感触を口にした。初コンビとなるが、前走で準オープンの
ウェルカムSを勝ったばかりで、ハンデは54キロと手ごろ。年間目標へ弾みをつける第一歩にしたい。
提供:デイリースポーツ