「2017年度
JRA賞」の受賞馬選考委員会が9日、東京都港区のJRA六本木本部で行われ、昨年史上初の2歳タイトルダブル受賞を果たした
藤沢和雄調教師(66)=美浦=が、今年度は
レイデオロ、
ソウルスターリングで3歳牡牝の最優秀馬を獲得。念願の“ダービートレーナー”となった師は、前者がドバイ遠征、後者は英米への遠征プランがあることを明かした。
藤沢和師が最優秀3歳牡馬を
レイデオロ、最優秀3歳牝馬を
ソウルスターリングで獲得した。昨年の最優秀2歳牡馬
サトノアレス、最優秀2歳牝馬
ソウルスターリングに続く2年連続のダブル受賞。「彼のおかげでやっとダービーを勝たせてもらいました」と改めて喜びを口にしたように、特に
レイデオロでの
日本ダービー初制覇の味は格別だったようだ。
秋は
神戸新聞杯快勝後、果敢に
ジャパンCにチャレンジ。ゴール前で
キタサンブラックをとらえ、
シュヴァルグランの2着に奮闘した。「
ジャパンCは2着でも、ダービー馬にふさわしい内容だったし、先々につながるいい競馬ができた」とトレーナーは胸を張る。
18年春は“世界制覇”も視野に入る。「
京都記念(2月11日・京都)から始動。ドバイに行くかは結果次第です。秋は
天皇賞・秋、
ジャパンCと適性が高いレースがあるので国内戦になると思う」と見通しを語った。
一方の
ソウルスターリングは、2位の
モズカッチャンと42票の差。全9部門で一番の接戦だった。古馬牡馬に挑戦した秋は勝ち星を挙げられなかったが、
オークスで
モズカッチャンを完封したことも評価されたようだ。「当面は
ヴィクトリアマイル(5月13日・東京)が目標。その後は英
ロイヤルアスコット競馬、米国ブ
リーダーズCなど海外遠征もプランにあります」と、こちらは夏以降に海外へ飛び出していくプランがあることを明かした。
提供:デイリースポーツ