13日にルイジアナ州のフェアグラウンズ競馬場で行われた、
ケンタッキーダービーポイント指定競走のG3ルコントS(d8F70y)は、西海岸から遠征した2番人気のインス
ティルドリガード(牡3、父アーチ)が優勝を飾った。
道中4〜5番手外目で競馬をしたインス
ティルドリガードは、3コーナー過ぎから鞍上のJ・
カステラーノが仕掛け、直線に向くと間もなく先頭へ。2戦2勝の成績でここへ臨んでいた1番人気の
プリンシペギリェルメ(牡3、父タピット)が直線で追い込んだが、同馬に3.3/4馬身差をつけてインス
ティルドリガードが快勝。重賞初制覇を果した。
インス
ティルドリガードは、祖母がG1・8勝馬ヘヴンリープ
ライズで、芝のG1を2勝しているグッドリワードの甥にあたるという超良血馬。昨年3月にフロリダで開催されたOBS
マーチセールに上場され、セール4番目の高値となる105万ドルでローレンス・ベスト氏のオクソ・エクワイン社に購買されている。
ジェリー・ホレンドル
ファー厩舎所属となった同馬は、10月29日にサンタ
アニタで行われたメイドン(d8.5F)を制し、デビュー3戦目で初勝利。次走はいきなりG1ロスアラミトスフューチュリティ(d8.5F)に挑み、3着入線後に1着入線のソロミニが降着になり、繰り上がりで2着に入っていた。
G1ロスアラミトスフューチュリティで獲得した4点に加え、G3ルコントSの勝利で10点を獲得し、通算のダービーポイントを14点とした同馬は、ポイントランキング第6位に浮上している。
(文:合田直弘)