「東海S・G2」(21日、中京)
昨年のこのレースで2着に好走した
モルトベーネ。その勢いに乗って4月の
アンタレスSで重賞初勝利を飾った。いわば飛躍のきっかけをつかんだレース。ただその後は11、5、13着と苦戦。松永昌師は「当てにならないところはあるが条件は合っている」と復活を期待する。
栗東坂路での最終リハは17日、主戦の秋山が手綱を取り、4F52秒8-38秒7-12秒9をマーク。鞍上は「厩舎の指示通り、最後までしっかり追った。昨年の今頃の調子に近づいているようだ」と手応え十分だった。1週前にはCWで併せ馬を消化しており、目標のレースに向けきっちり仕上がった。
調教と実戦が結びつくタイプ。師は「確かに調教で動いた時に、競馬でもいい走りをしている。今回もメンバーは強いが、この馬の力を出し切れば…。馬体は前走よりも少しふっくらして楽しみはありそう」と笑顔で話す。昨年好走した舞台で今年も結果を出し、反撃を開始する。
提供:デイリースポーツ