活力十分の9歳馬が一発を狙う。AJCCに出走する
ディサイファ(牡、美浦・小島太)が、美浦坂路を4F53秒6-39秒2-12秒1で登坂。動きを見届けた小島太調教師(70)=美浦=は「坂路の止め際でも止まらなかったのはデビュー以来初めて。最近は運動量とかを変えているんだ。見た目もジジくさくないだろ!?」と上機嫌だ。66年に騎手デビューして96年に引退、その後も調教師として功績を残し続けた指揮官も、2月に定年を迎える。「俺も最後だから。蛯名にかけてみたい」とニヤリと笑った。
トレーナーの期待を一心に受けた
蛯名正義騎手(48)=美浦・フリー=は、これまで
マンハッタンカフェでG1を3勝するなど、小島太厩舎のJRA通算475勝中77勝をマーク。厩舎の屋台骨を支えてきた。それだけに「(小島太師には)いろいろ教えてもらったし、お世話になった。今回は残り1カ月しかないという時に騎乗依頼を頂けたからね。何とかいい結果を出したい」と心意気を感じている。ターフを沸かせた名調教師と名ジョッキー。黄金コンビが2年前の覇者をよみがえらせる。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ