「根岸S・G3」(28日、東京)
2戦続けてアッと言わせたい。大挙してやってくる西からの強豪馬に、一矢報いようと
ブラゾンドゥリスが虎視眈々(たんたん)、一発を狙っている。初の阪神参戦だった前走の
ギャラクシーSは、砂をかぶりながらも最内をしぶとく伸び、勝った
アキトクレッセントから1馬身1/4差の2着。10番人気ながら57キロ以上のハンデを課された馬の中で唯一結果を出し、馬単万馬券の立役者となった。
谷口調教厩務員は「砂をかぶると嫌がる馬なんですが、前走はあきらめずに走ってくれた。右回りだと右にもたれる面を見せるので、左回りの方が競馬はしやすい。府中になるのはいいと思います」と目を細める。
前走後は短期放牧へ。4日に帰厩後は順調に乗り込んできた。「もともと冬場の方が調子がいい馬。カイバ食いはいいし、馬の具合はいいですよ。相手が強いけど、相手なりに走ってくれる馬でもあるので」と自信をのぞかせる。
古馬になってからは1400メートル戦を得意とし、8戦3勝、2着2回の好成績。初重賞勝ちとなった昨年の
黒船賞も7F戦だ。再び激走があっても驚けない。
提供:デイリースポーツ