昨年に引き続き、岩手競馬の
ラブバレット(牡7・水沢・
菅原勲)が根岸S(GIII・ダ1400m)に参戦する。先週から美浦に滞在しており、今日(1/25)、美浦トレセンの北Cコースで
松岡正海騎手が騎乗して、最終追い切りを単走で行った。昨年7月の
栗駒賞から前走の
兵庫ゴールドトロフィーまで6戦3勝2着3回と充実しており、10着だった昨年のリベンジが期待される。追い切り後に菅原調教師と松岡騎手に取材した。
■管理する菅原調教師のコメント
「前走(兵庫ゴールドT・JpnIII・2着)はこの馬本来の先行ではなく、差してくる競馬でした。2着という結果は残念でしたが、収穫はありました。前走後は天工トレーニングセンターで調整をしてきました。昨年の追い切りでは速めの時計を出しましたが、今回は天工で速いところを乗っていて馬がある程度仕上がっていましたので、今日は息を整える程度の追い切りでした。松岡騎手は先週金曜日に乗った時より馬が柔らかくなっていると言っていました。癖のある馬ではないですし、乗りやすい馬だと思います。
昨年1年結構良い感じでレースができましたし、その流れで来ています。昨年暮れのレースから良い状態は続いていますし、前回の根岸Sよりも状態は良いです。ただ東京の直線の坂はこの馬にとって不利ではありますね。昨年のレースもゴール前甘くなりましたから。ただ昨年経験をしているのでその分頑張れるのではないかと思いますし、昨年よりも良い競馬を期待しています」
■松岡騎手のコメント
「先週金曜日に乗った時には、輸送疲れがあったのかさばきが硬い感じがしました。今日は半マイルからサラッとやりましたが、スムーズな動きで息遣いも良かったです。以前との比較はつきませんが、調子は良いと思います。すごく賢い馬だとも感じました。昨年のレースを見るとラスト1ハロンで止まったように感じますので、そのあたりを補えるような騎乗をしたいですね。戦法は先生と相談したいと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)