「
川崎記念・Jpn1」(31日、川崎)
1番人気の
ケイティブレイブが好スタートからハナを奪うと、そのまま押し切って勝利を飾り、昨年の
帝王賞に続くJpn12勝目を挙げた。2番手を追走した4番人気の
アポロケンタッキーが2着に粘り、3番人気の
アウォーディーが3着に入った。
大きく出遅れた昨年6月の
帝王賞で、まさかの追い込み勝ちを決めた
ケイティブレイブが、2個目のJpn1タイトルは本来の正攻法でもぎ取った。
「さしたる逃げ馬がいなかったので、できればハナに行こうと思っていた」という福永の思惑通りの展開。すんなりとハナに立つと、2番手に
アポロケンタッキー、
グレンツェント、
メイショウスミトモ、
アウォーディーが続き、後方に控えた
サウンドトゥルー以外のJRA勢が先行集団を形成した。
2周目の向正面から3コーナーにかけても変わらず、福永は「楽なペースで行けたし手応えもあったので、向正面ではいけるのではと思った」と勝利を確信。最後の直線に入っても後続との差は縮まらず、2着の
アポロケンタッキーに1馬身半差をつけてのゴールとなった。
2月いっぱいで定年を迎える目野師は「去年のこのレースは(5着に)負けているので、自分にとっても最後だったし、どうしても勝ちたかった。最高のレースでした」と振り返り、今後は
フェブラリーS・G1(2月18日・東京)への参戦を表明。「次も先行して、いいレースをしてほしいね」と、大舞台での自らの有終の美を愛馬に託していた。
提供:デイリースポーツ