11月26日の
京阪杯(GIII・芝1200m)の3着を最後に競走馬登録を抹消した
イッテツ(牡6)が
オーストラリアン・ブラッドストック社に購入され、豪州のダレン・ウィアー厩舎へ移籍することがわかった。現地
メディア「デイリー・テレ
グラフ」などが報じた。
同紙では
イッテツを“日本最速の1頭(one of the fastest horses in
Japan)”と紹介し、今後のプランとして今秋のザ・ギャラクシー(3月24日・GI・ローズヒルガーデンズ・芝1100m)から、TJスミスS(4月7日・GI・ランドウィック・芝1200m・1着賞金=約1.2億円)に向かうとしている。来春10月に行われる芝の世界最高賞金額レースであるジ・エベレスト(ランドウィック・芝1200m・1着賞金=約5億円)も視野に入れているとのこと。
昨年の第1回ジ・エベレストでは
イッテツ同様に
オーストラリアン・ブラッドストック社に購入された元日本馬の
ブレイブスマッシュが3着となっている。
イッテツは父Invincible Spirit、
母Temple Street、
その父Machiavellianという血統。日本での抹消時には美浦・
斎藤誠厩舎に所属し、通算成績は26戦6勝、2017年UHB賞(OP・芝1200m)などの勝ち鞍がある。デイリー・テレ
グラフはUHB賞の勝ち時計1分07秒7を「豪州の多くのメジャーなス
プリント戦を勝てるタイム」と評価している。