今週末(25日)の香港競馬は、
香港ゴールドC(芝2000m)、クイーンズシルヴァージュビリーC(芝1400m)の豪華G1・2本立てだが、このうち香港古馬3冠2戦目となる
香港ゴールドCで、
パキスタンスター(セ5)が8か月振りに戦線復帰を果たすことになった。
昨季の香港ダービー2着馬で、その後G1クイーンエリザベス2世Cでも
ネオリアリズムの2着となったのが
パキスタンスターだ。ところが、昨季の最終戦となったG3プレミアプレートで、発馬後200mほどで馬自身が走るのをやめて大差負け。昨年10月3日のバリア
トライアルでも全く同じことをやり、香港ジョッキークラブから出走停止処分を受けていた。
その後、「馬と話せる男」として知られる馴致の権威
モンティ・ロバーツ氏を北米から招聘するなど、矯正に務めた結果、走ることへの意欲を取り戻し、2月6日にシャティンで行われた10頭立てのバリア
トライアル(芝1600m)で1着に入線。更に、2月13日にシャティンで行われた6頭立てのバリア
トライアル(芝1600m)でも、15/16年シーズンの香港
年度代表馬ワーザー(セ6)に3.1/2馬身差をつけて1着で入線。実戦復帰に
ゴーサインが出されることになった。
香港ゴールドCには、
パキスタンスター、
ワーザーの他、古馬3冠初戦のG1
スチュワーズC(芝1600m)勝ち馬
シーズンズブルーム(セ5)、暮れのG1
香港カップ(芝2000m)勝ち馬
タイムワープ(セ5)らも出走を予定している。
(文:合田直弘)