「弥生賞・Ｇ２」（４日、中山）

　まだ底を見せていない。ワグネリアンは３戦無敗。すべて違う競馬場で、勝ち方も圧巻だ。福永も「競馬で良さが出てきた。いい末脚を持っているし、能力があるのは間違いない」とほれ込む逸材。ただ、徐々にテンションが高くなっていて「ハミをかみ過ぎるところがあって、前進気勢が強くなっている」と修正点も残す。

　１週前追い切りでは栗東ＣＷの併せ馬で僚馬２頭に先着し、主戦の挙げる課題もクリアした。「休み明けでモッサリ感があったので、このひと追いで良くなる。前傾姿勢で走るから、上体を起こすようにやってきた。うまくおさまっている」と友道師は納得の様子。「皐月賞と同じ舞台なので、いいトライアルにしたい」。鞍上がこう話せば、トレーナーも「皐月賞、ダービーへ向けて、中身も求めたい」と期待する。さらに連勝を伸ばし、大舞台に弾みをつける。

提供：デイリースポーツ