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弥生賞・G2」(4日、中山)
一度の敗戦で評価を落とすのは早計というもの。無敗馬対決ムードに待ったをかけるのが
サンリヴァルだ。
3連勝を狙った
ホープフルSは、先行馬がそろう激流のなか、道中2番手から直線でいったん先頭に立つ強気な競馬。4着に敗れるも存在感を示した。「競馬の流れだからしょうがない。競馬では素直でコントロールが効くし、切れもあるから」。犬山助手はレースを振り返り、反撃に確かな手応えをつかむ。
約2カ月ぶりだが丹念に乗り込まれ、1週前には栗東坂路で自己ベストとなる4F51秒7をマーク。火曜朝も坂路で15-15を乗り、感触を確かめた仕上げ人は「体は全体的に大きくなった」とうなずいた。新潟に中山と、遠征続きだが体を減らしたことがない。「輸送後は栗東よりも10キロほど増える。カイバもしっかり食べてくれる」と頼もしげだ。
現在リーディング4位につける藤岡佑にバトンをつなぐ。「先週乗って気に入ってくれたみたい。好調のジョッキーにも期待」。進化する鞍上に好仕上がりの馬。人馬の科学反応に注目したい。
提供:デイリースポーツ