調教師デビュー戦で“兄弟タッグV”を決めた。
武豊騎乗の
グアン(牝3歳)が3日の阪神1Rを制し、1日に開業した
武幸四郎調教師(39)=栗東=が開業初勝利を挙げた。ゴール後はファンが拍手で祝福。「こんな1Rは初めて」と、
武豊は驚きの表情を見せた。
パドックでは、ユタカが幸四郎師に深く一礼してから騎乗。粋な演出で沸かせた。「たくさん努力してきたのを見ていたので、今後も頑張ってほしい」と、新米トレーナーにエールを送る。
武幸師は安堵(あんど)の表情だ。「騎手時代の勝利とは全然違います。オーナーと(転厩前に管理した)池江先生のご厚意があったので、まずは感謝と、勝ったという結果にホッとしています」とうなずいた。
騎手時代には、デビュー週の97年マイラーズCで11番人気の
オースミタイクーンを駆って重賞初騎乗初勝利を飾り、調教師でも門出のV。「お客さんも喜んでくれたのでいいことなのかなと思う。先も長いので、調教師の仕事をやっていきます」と表情を引き締める。
8Rも
フォレストタウン(鞍上はルメール)で制し、初日は2戦2勝と順風満帆。最高の形でホースマン第2章のスタートを切った。
提供:デイリースポーツ