17日(土)に中京競馬場で行われる
ファルコンステークスに出走予定の
テンクウ(牡3歳、
奥村武厩舎)について、
奥村武調教師のコメントは以下の通り。
(前走の
ジュニアカップは快勝でしたね)
「無理に暮れに使わずレース間隔をあけて臨みました。体も少し大きくなっていて、体調もすごく良さそうだったので、しっかり勝たないといけないなと思って臨みました」
(2ヶ月半の中間は?)
「まじめで1回1回のレースで全力を出し切るタイプで疲れが残りやすいので、レースの間隔を空けて使っています。今回も良いリフレッシュができたかと思います。馬体重は前走の時から大きく変わっていません」
(ここへきて変わってきたところは?)
「
ヨハネスブルグの子で気持ちが高ぶりやすいところがありましたが、2歳の夏頃と比べると走っている時の冷静さがだいぶ出てきました。今日の追い切りに乗った田辺騎手も、力まず走れていたと話していて、良い過程でここまで来られているなと感じます」
(最終追い切りは、前走に続いて坂路調教で行われました)
「前々走の終わりぐらいからソエが出た時期があったので、前回は坂路で調教を行いました。それで結果も出ていますし、乗り込み量が足りなくて体が増えるということもないので今日も坂路で行いました」
(仕上がり状態は?)
「性格的に太くなる馬ではないですし、仕上がり状態はすごく良いです。安心して馬券を買ってもらえるような状態だと思います」
(現状の課題はありますか?)
「当初は気が良すぎる、前向きすぎるところがあったのでその部分が強調されなければいいなと思っていました。レースを使っていく中でそういった不安が解消されてきて、心配が段々となくなりつつありますね」
(中京コースについては?)
「新馬戦は左回りの東京で勝ってますし、急坂の中山でも勝っているのでそれほど心配はしていません」
(1400メートルという距離は?)
「当初から1200メートルの馬になるのかなという感じがしていて、これまではレースの選択肢を増やすという意味でマイルを使ってきました。本来はスピードタイプの馬だと思っているので、対処は十分可能かなと考えています」
(輸送についてはどうですか?)
「デビューから2戦目で新潟に遠征した時に、飼い葉食いが落ちたり、
テンションが上がりすぎることもなかったので、ここも問題ないとみています」
(最後にファンへ向けて)
「ここできっちりと結果を出せれば、春の大きいGIに向かって胸を張っていけるので、なんとか結果を残したいなと思っております」
(取材:小屋敷彰吾)
ラジオNIKKEI