「フラワーC・G3」(17日、中山)
馬名の由来である音楽用語“歌うように”という言葉通り、
カンタービレが流れるようなレース運びで初タイトルを奪取した。5、6番手のポジションで折り合うと、直線で外に持ち出して
ドンピシャのタイミングでスパート。残り150メートルで先頭に立ち、後続を首差でしのぎ切った。
M・デムーロは「いい勝ち方でした。4コーナーまでスムーズに進んで、最後まで頑張ってくれた」と笑顔。鞍上は
日経新春杯(
パフォーマプロミス)、AJCC(
ダンビュライト)、
金鯱賞(
スワーヴリチャード)に続き、今年早くも重賞4勝目だ。
角居師は今年のJRA重賞初勝利で、現役調教師では最長となる04年から15年連続での重賞V。「きょうは落ち着いていた。よく走ってくれた」と高く評価。ただ、マイナス6キロで馬体重はデビュー以来最低の428キロ。「ここまで減るとは…。ジョッキーもひと息入れた方がいいと言っていた」と語り、今後については未定とした。とはいえ、センス抜群の
ニューヒロイン。大舞台でさらに光り輝く日は遠くなさそうだ。
提供:デイリースポーツ