「
ファルコンS・G3」(17日、中京)
初めての芝も何のその、好位から堂々と抜け出したのは3番人気の
ミスターメロディ。長い直線でも末脚は鈍ることなく、スピードと
パワーを爆発させて重賞初制覇を果たした。初コンビの福永は「重賞で、自分から動く競馬で押し切ってくれたのは立派」と声を弾ませる。
快走を見届けた藤原英師は「最初から芝でもやれると思っていたからね。それでも半信半疑だったけど、小細工はしない競馬をさせた。強い相手のなかで、きっちりと勝てたのは素晴らしい」と満足げな笑みを浮かべた。
この勝利を含めて、土曜の藤原英厩舎は3勝をマーク。リーディングをひた走るトレーナーは「NHKマイルC(5月6日・東京)を目標にするか、それともダートへ向かうか。いずれにしても選択肢は広がった。あとはオーナーと相談して」と言及した。桶狭間でつかんだ自信を胸に、芝&ダートの二刀流でこの世代の短距離界を席巻していく。
提供:デイリースポーツ