優勝馬に春の天皇賞(GI・京都芝3200m)の優先出走権が与えられる
日経賞(GII・中山芝2500m)に、美浦から出走する注目馬について、各調教師のコメント。
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ゼーヴィント(牡5・美浦・
木村哲也)について、木村調教師。
「骨折明けということもあり、試行錯誤をしながら調整をしてきました。本来のトップコンディションに比べて、正直のんびりしていますが、今週(3/21)は併せ馬でまっすぐ走ってくれた点は良かったです。距離はやってみないとわかりませんが、コースは問題ないでしょう」
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ソールインパクト(牡6・美浦・
戸田博文)について、戸田調教師。
「変わりなく順調に来ています。前走(
ダイヤモンドS・GIII・3着)を見ると東京の長い距離のレースは合っていたようですし、頑張ってくれてました。年齢を重ねて良い意味でズブさが出てきて、折り合いの心配もなくなりましたね。
2走前(
日経新春杯・GII・11着)のように構えた乗り方をすると、馬もとぼけてしまったのか、力を出し切れませんでした。バテそうでバテないのが持ち味ですが、前走はジョッキーもうまく乗ってくれましたし、展開も合っていました。今回はGI馬も出走するなどメンバーも強いので、簡単にはいかないと思いますが、長距離も体調面も良いので、この馬の良さが生きる積極的な乗り方をしてもらえれば頑張れるでしょう」
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サクラアンプルール(牡7・美浦・
金成貴史)について、金成調教師。
「今週(3/21)の坂路の動きが今ひとつという感じがしました。前走(
中山記念・GII・4着)後、もう少し上積みがあると思いましたが、さほど変わってはきていないですね」
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ナスノセイカン(牡6・美浦・
矢野英一)について、矢野調教師。
「今週(3/21)は終い重点の追い切りでしたが、動きは良かったですし、合格点だと思います。左飛節後腫のため、ここまで時間がかかりましたが、熱もなく心配はありません。8分くらいの仕上がりですが、次に繋がる競馬ができればと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)