25日、
水沢競馬場で1月末に現役を引退した鈴木麻優騎手の引退セレモニーが行われた。この日の水沢競馬では9Rが「鈴木麻優騎手引退セレモニーデー」、10Rが「netkeiba.com
ウマい馬券協賛 鈴木麻優騎手お疲れ様でした賞」として行われた。セレモニーが行われたパドック周辺には早くから人だかりができ始め、開始時には多くのファンが鈴木麻優騎手の姿を見に集まった。
セレモニーではファン代表の方から花束が贈られ、場内には暖かな拍手が広がった。マイクを受け取った鈴木麻優騎手は、昨年9月に落馬負傷があり、騎手を続けるか引退するか大きな葛藤があったこと、引退が発表されたころには心の整理がついていて“次のことに向かっていこう”という気持ちになっていたことなどについて明かした。
現在は評論家・予想家として活動しており、そのことについて話を向けられると「本当に充実した毎日を送っています」と、第二の人生の状況もファンに報告した。外から競馬を見ることについては「やっぱり競馬は難しいです」と語った。
ファンへのメッセージを求められ、「今日はこんなに多くの人が来てくれて、本当に嬉しいです。自分が騎手に向いているとは一度も思わなかったですが、67勝もすることができてファンの皆様には感謝しかありません。皆さん応援ありがとうございました」と結んだ。最後には感極まった様子で、言葉を詰まらせながらもファンへ感謝の言葉を伝えた。