高松宮記念を制した
ファインニードルは一夜明けた26日朝、栗東トレセンで元気な様子を見せた。
「中京競馬場からの帰り道で少し渋滞はしたけれど、比較的順調に栗東に戻ってきました。レース後も特に目立った疲労はみせていませんし、いつもどおりです」と担当の新村厩務員。
ファインニードルは落ち着いて黙々とカイバを食べていた。
新村厩務員は中京競馬場のスタンドからレースを観戦していた。
「ゲートへはいつもついていきません。今回もGIだからと特別なことはせず、いつもどおりにしていました」
直線では外から鮮やかな差し切り勝ち。愛馬がゴールを過ぎて優勝が確定した瞬間、新村厩務員は感極まったそうだ。
「感激しました!わたし自身、GI勝ちは初めてなんです。すごく嬉しいです!!」
ファインニードルは昨年秋から状態がかなり安定して良くなった。
「特に精神面も安定してきました。ドンと構えるようになってきたのがいいですね」
今後は未定だが、4月29日に香港シャティン競馬場で行われるGI(チェアマンズ・ス
プリント・プ
ライズ、芝1200m)や英国遠征を視野に入れて調整される見込みだ。
(取材・文:花岡貴子)