2017年、ヨーロッパにおける年度代表表彰であるカルティエ賞で
年度代表馬に輝いた
エネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)の今年の始動戦として、5月27日にアイルランド・カラ競馬場で行われるタタソールズゴールドC(G1・芝2100m)か、6月1日に
エプソム競馬場で行われるコロネーションC(G1・芝2400m)が有力候補となっている。現地
メディアが報じている。
エネイブルは父
Nathaniel、
母Concentric、
その父Sadler's Wellsという血統の4歳牝馬。主戦騎手はL.デットーリ騎手。英
オークス、愛
オークス、
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスS、ヨークシャー
オークス、そして日本馬
サトノダイヤモンド・
サトノノブレスも参戦した
凱旋門賞とGIを5連勝し、2017年は7戦6勝の成績だった。「3歳馬による
凱旋門賞と
キングジョージの同一年勝利」は
ミルリーフ(1971年)・
ダンシングブレーヴ(1986年)・
ラムタラ(1995年)に続く大記録で、牝馬としては
エネイブルが史上初となった。
また、僚馬で昨年の
最優秀3歳牡馬の
クラックスマンは、4月29日にパリロンシャン競馬場で行われるガネー賞(G1・芝2100m)で始動する。