「
ドバイターフ・UAE・G1」(31日、メイダン)
過去最多の14頭が参戦した日本勢は15年以来、3年ぶりの未勝利に終わった。
リアルスティール、
ディアドラの日本馬2頭が3着同着で続き、芝中距離での層の厚さは示した。14頭は3日に帰国を予定している。
一昨年の覇者で、1番人気を背負った
リアルスティールは、
ディアドラと3着を分け合った。中団馬群で脚をため、直線は力強く伸びたが、先に抜け出した勝ち馬に迫れず、後方から追い込んだ
ヴィブロスの末脚にも屈した。バルザローナは「いいレースをしましたが、少し力が及びませんでした。まだまだ走れる馬。次、頑張ってほしい」と前を向いた。
矢作師にも悲観の色はない。「よく頑張ってくれた。去年の悔しさもあったしね。馬を褒めてやりたい。ジョッキーもほぼ指示通りに乗ってくれた。負けたのは残念だが、スタッフも良くやってくた」。昨年は現地入り後に鼻出血で回避。2年分の思いをかみしめ、奮闘した人馬をたたえた。
既に
チャンピオンズマイル・香港G1(29日・シャティン)の招待も届いているが、師は「あまり頭にはないかな。まずは馬の様子を見て」と慎重に言葉を選んだ。約5カ月の休み明けで、2年ぶりの海外での一戦。厳しい条件のなか、しっかりと世界に健在ぶりは示した。
提供:デイリースポーツ