「ヨーロピアン・ロード・トゥ・ザ・
ケンタッキーダービー」の最終戦となるLRバラードンS(AW8F5y)が、3月30日に英国のニューキャッスル競馬場で行われ、オッズ2.625倍の1番人気に応えてグロンカウ
スキー(牡3、父ロンロ)が優勝。同馬の陣営はレース後ただちに、
ケンタッキーダービー参戦を表明している。
昨年4月にニューマーケットで行われたタタソールズ4月2歳市場にて、馬主組織フェニックスサラブレッズ社に30万ギニー(当時のレートで約4400万円)で購買され、J・ノ
シーダ厩舎に入厩したグロンカウ
スキーは、芝のレースを2戦して未勝利に終わった後、11月8日にチェルムスフォードで行われたメイドン(AW8F)で初勝利。以降は、2月9日にニューキャッスルで行われた条件戦(AW8F5y),3月7日にケンプトンで行われたロードトゥザ
ケンタッキーダービー・コンディションS(AW8F)をいずれも白星で通過し、バラードンSに駒を進めていた。
前走で既にダービーポイント20点を獲得していた同馬は、バラードンSで得た30点を加算してダービーポイントが50点となり、ヨーロピアン・ロード・トゥ・ザ・
ケンタッキーダービーの首位が確定。レース後にノ
シーダ調教師は「夢の実現に向けて前進する」とコメントしている。
(文:合田直弘)