世界最高峰のレース・
凱旋門賞が行われるフランス・ロンシャン競馬場は、2015年から改修工事が始まり開催が行われていなかったが、4月8日にレースを再開させた。また、名称も“パリ・ロンシャン競馬場”となった。
この日は3つの重賞競走が行われ、記念すべき改修後初の重賞は3歳戦の
ラフォルス賞(G3・芝1800m)。S.パスキエ騎手が騎乗し、1戦1勝で臨んだ
ディープインパクト産駒・
スタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)が1番人気だったが、早め先頭のチリアンに及ばず2着となった。
スタディオブマンの
母セカンドハピネスはG1・10勝の名牝ミエスクの娘で、大種牡馬
キングマンボの妹でもある。
その後、この日のパリ・ロンシャン競馬場では
アークール賞(G2・芝2000m)、ヴァントー賞(G3・芝1800m)が行われ、それぞれC.スミヨン騎手騎乗のエア
パイロット(セ9、英・R.ベケット厩舎)、C.デムーロ騎手騎乗のバーカー(牝3、仏・F.ヴェル
ミューラン厩舎)が制した。
ロンシャン競馬場の改修工事では1.4億ユーロの資金が投入され、建築家の
ドミニク・ペロー氏によるグランドスタンドの建設などが行われた。