今朝11日に
中山グランドジャンプ(4月14日・中山芝外4250m)の最終追い切りを行った
アップトゥデイト(栗東・
佐々木晶三厩舎)。2015年の同レース覇者だが、ここは2016年、2017年と同レースを連覇中の
オジュウチョウサン(美浦・
和田正一郎厩舎)との一騎打ちムードになっている。
最終追い切りはCWコースで、担当する佐々木貴啓調教助手が跨って単走。レース週になると、かなり行きたがる印象があったが、今朝の走りではそんな素振りは全くない。だからといって気が抜けているわけではなく、気持ちが入った状態だったことは双眼鏡越しにも伝わってくる。
向正面でしっかり脚をためて、3コーナーから徐々に加速。1Fごとにスピードに乗っていき、ゴール前も楽な手応えでフィニッシュ。時計は6F84.3-5F68.9-4F53.7-3F39.6-1F12.4秒。全体は遅いが、終いしっかりしているところが素晴らしい。
動きを見守った、主戦の林満明騎手も満足の表情。予定通り、万全の状態で2015年
中山大障害以来のJ・G1のタイトル奪取を目指す。
(取材・文:井内利彰)