3着までNHKマイルC(GI)の優先出走権が与えられるアーリントンC(GIII・阪神芝1600m)に、美浦から出走する注目馬2頭の関係者のコメント。

■タワーオブロンドン(牡3・美浦・藤沢和雄)について、津曲調教助手。　
「これまで強いメンバーと戦ってきても崩れず走っていますし、ここでは実績が上位でしょう。前走の朝日杯FS(GI・3着)でこの条件も経験していますし、道中溜めがきいて運べればここでも好レースができると思います。前走後もうまく冬を越せましたし、パワーアップしています。NHKマイルCに向けて、ここはいい競馬をしてほしいですね」

■ピースユニヴァース(牡3・美浦・尾形和幸)について、尾形調教師。
「阪神での前走(500万下・1着)は、折り合いもバッチリつきました。インを進んでいましたが、外に出してからの伸びがすごかったですね。いい競馬だったと思います。前走後は在厩で調整してきました。

　ニュージーランドT(GII)も選択肢にありましたが、前走乗った武豊騎手との呼吸がとても合っていましたので、武さんがまた乗ってくれるならもう1度阪神に行く価値があるだろうということで、このレースにしました。

　輸送を控えていますし、先週結構やっていますので、今週(4/11)は終い重点の追い切りでしたが、問題なかったですね。状態も変わらず良いです。前走で阪神への輸送も経験していますし、これまでも福島や新潟に遠征していますので、輸送は心配していません。

　距離が1ハロン延びるのでそこが少し心配ですが、前半うまく立ち回ることができれば、脚を使ってくれると思います」

(取材・文：佐々木祥恵)