「マイラーズC・G2」(22日、京都)
17年秋の
マイルCS。鼻差2着という結果を受け止め、雪辱を誓った
エアスピネル。悲願のマイル王へ向け、いよいよ。
当初、始動戦に定めていた2月の
中山記念は、右前橈骨(とうこつ)骨膜炎で回避。スケジュールを見直すことになったが、これはあくまで大事をとっての措置。即座にマイラーズCから
安田記念へ向かうことを表明して、しっかりと作り込んできた。
1週前追い切りでは、
武豊を背に栗東坂路で4F51秒7-12秒6。さすが、という動きを披露した。「いい動きでした。(時計のかかる)遅い時間帯での51秒台ですからね。落ち着きがあって、いい感じでいけそうです」。主戦を納得させるに十分なアクション。戦う準備は整ってきた。
追い切った後の息遣い、気配、脚元の不安がないことを確認した笹田師は「少し間隔はあきましたが、時計も良かったですし、いい状態で臨めると思います」と現状を伝えた。あくまで今回は前哨戦。ただ、マイル王に最も近い存在として威厳は示しておきたい。すべては、6月3日の頂上決戦のために-。ゴールは、府中へとつながっている。
提供:デイリースポーツ