14日の
中央競馬春の障害レース最高峰、第20回
中山グランドジャンプをレコード勝ちした
オジュウチョウサンの生産者・坂東牧場はJ・GI5連勝に沸いた。
坂東牧場は、平取町川向で昭和25年に創業。同47年6月に法人化し本場事務所を日高町福満に移転。現社長は3代目の正積(まさかず)さん(42)。生産・育成・調教を手掛け、現在270頭ほどをけい養し従業員数は約100人。
レースは2番人気の
アップトゥデイトを1番人気の
オジュウチョウサンが終始追う展開。今回は雪辱を期す
アップトゥデイトの勝利かと思われたが、最後の飛越後の直線で
オジュウチョウサンが先頭に立つと圧倒的大差でゴール板を駆け抜けた。
この日、正積社長は中山競馬場で愛馬を応援。留守宅で従業員らと事務所のテレビでレースを見届けた社長の父で顧問の坂東勝彦さん(69)は「期待に応えてくれて満足。今年もケガ無く連勝記録を伸ばしてくれることを願っている」と喜びを噛み締めた。
さっそく祝福に駆けつけた遠藤桂一平取町副町長は「(J・GI)5連勝達成は競馬史に残る偉業。まことにうれしいかぎり。管内全生産者らの願いを叶えてくれるまさに希望の星ですね」と快進撃を続ける
オジュウチョウサンにエールを送った。
日高報知新聞社