「フ
ローラS・G2」(23日、東京)
過去10年の勝ち馬で、ここを
ステップに本番も制したのは10年
サンテミリオン(
アパパネと同着)のみだが、16年
チェッキーノ、17年
モズカッチャンが2着に入るなど、ここへきてその注目度は高まっている。18年も多くの素質馬がそろったが、なかでも注目は
レッドベルローズだ。前走の
ミモザ賞を完勝。距離を延ばしてレースぶりに進境が見られる
ディープインパクト産駒が、タイトル奪取で勢いをつける。
良血馬が虎視たんたんと重賞初制覇を狙っている。前走の
ミモザ賞を完勝した
ディープインパクト産駒の
レッドベルローズが、再度重賞の舞台に駒を進めてきた。
2走前の
デイリー杯クイーンCでは10着に敗れたが、出遅れに加えて、道中で他馬と接触するアク
シデントもあって力を発揮できなかったもの。素質はここでも上位になる。
10日に福島県のノーザン
ファーム天栄から美浦トレセンへ移動。入厩してから短期間での競馬となるが、鹿戸師は「イレ込みやすいので、厩舎に長くいるとあまり良くない。これはこの馬のいつものパターン。仕上がりはいいよ」と問題視はしていない。
魅力のある血統だ。
母レッドファンタジアはJRAで9戦未勝利だったが、その半姉
インランジェリーは米国G1を制している。母系には
ディープインパクトと相性のいいストームキャットの血が流れており、大物の出る可能性が高い血統配合となっている。
トレーナーは「距離を延ばしていく中で、レースぶりが良くなっている。重賞のここでやれても、おかしくはないと思っている」と前向きに語る。大舞台に強い血統。今回もそうだが、その先にある
オークスでの走りも見てみたい、と思わせる逸材。そのためには、何としても本番への優先出走権を。それが最重要課題となる。
提供:デイリースポーツ