「福島牝馬S・G3」(21日、福島)
ソフト仕上げで臨む。
カワキタエンカは18日、栗東坂路の単走追いで、馬なりで4F57秒8-42秒1-12秒8をマーク。軽快な脚さばき、そして落ち着き払った態度が好調ぶりを伝えた。「前走と同じパターン。結果が出たのでそのまま踏襲して。メンタル重視で脚色を確認する程度で」と浜田師は追い切りの意図を説明。重賞初Vを決めた前走と同じ調整法であることを強調した。
鍵を握るのは気性面のコントロール。前走は鮮やかな逃げ切りだった。「(馬場への)先出しも初めてで、ハミも
トライアビットにした。全てがかみ合った。そのままいきたい」。攻め過程だけでなく、レース当日の行動など、工夫した策がVに結びついたとあって、変えるつもりはない。斤量の1キロ増にも「54キロならこなしてくれる」と強気だ。
目線の先にはG1がある。「気持ちが強くて諦めない馬。条件はいうことない。どういう競馬をしてくれるか。
ヴィクトリアマイルまで見ています」。スピードを武器に重賞連勝を決め、G1に殴り込む。
提供:デイリースポーツ