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ローラS・G2」(22日、東京)
今年から本番への優先出走権付与が上位3→2頭となった
トライアル。
ゆきやなぎ賞で2勝目を挙げた
サトノワルキューレが18日、栗東坂路で躍動した。輸送を考慮したソフトな内容だったが、力強い脚さばきで上々の仕上がりをアピール。高い持久力を生かし、
オークスへの切符をつかみとる。
ノームコアは、南Wで馬なり調整。迫力のある動きで好気配を伝えた。
絶妙なさじ加減でコンディションを整えた。
サトノワルキューレは栗東坂路で最終リハ。福島牝馬Sに出走する
トーセンビクトリー(6歳オープン)に、追い掛けられる形で登坂。終始馬なりだったが、雨で重くなった馬場を物ともせず、外ラチ沿いをシャープに加速。手綱をしごかれる僚馬との差は全く詰まらない。最後まで1馬身差を保ったまま、4F53秒2-38秒0-12秒6を刻んだ。
辻野助手は「前走後も在厩調整で中身はできていますからね。輸送も考慮して、無理のかからないように追い切りました」と、納得の表情を浮かべる。今回がキャリア4戦目で初の関東遠征。「それほどイレ込むタイプではない。心配ではあるけど、次を見据えてクリアしてほしいですね」と期待を込めた。
全3戦で手綱を取るM・デムーロは「大好きな馬。すごくよく頑張ってくれています。スタミナもありますね。今回もペース次第だと思う。(東京を)1回使うのはいい練習になるから」と、本番を強く意識してレースに臨む構えだ。
「賞金加算ができると、今後がすごく楽になる。勝って(
オークスに)いけるのが理想です」とは辻野助手。重賞初挑戦とはいえ、男馬を相手に磨いてきた力は本物。初の牝馬限定戦で、しっかりとG1への扉を開く。
提供:デイリースポーツ