今週は東京の開幕週!
フローラSへ出走する
サトノワルキューレに注目しています。彼女は陣営が「最後までバテずに脚が使えるのが強み」(辻野助手)というように、いかにも東京向きなんです。
「前走
ゆきやなぎ賞は牡馬相手に長くいい脚を使って競り勝ちました。いい内容でしたね。
フローラSは距離が短くなるのはプラスではありませんが、うまく流れに乗ってあの脚が使えればと思っています」
今回は初の長距離輸送となりますが、そのあたりは「最終追い切りは輸送も考慮して無理のかからないくらいでやりました。頭がいい馬なので、イレ込まずにこなしてくれればいいですね」
そして、
福島牝馬Sの
トーセンビクトリー。こちらは福島とさらに長距離の輸送となりますが、「こちらは輸送は慣れていますしね」(辻野助手)と話していました。
「追い切りは輸送を意識してオーバーワークにならないようにサッと行くかたちをとりました。いつもどおり、短期放牧をはさんでの出走。体もすっきりみせていますし、力を出せる態勢です」
前走の
中山牝馬Sでは上位にきている馬が53キロ、54キロ、52キロと
トーセンビクトリーの56キロより軽い斤量で走っていました。
「そのあたりも影響あったでしょう。昨年の
中山牝馬Sは勝っていますし、3月から4月にかけてのこの時期は成績がいい。今回は54キロと他馬と同じ斤量ですし、1800m戦が続くので今回のほうが流れに乗ってレースをつくれそう。楽しみですね」
(取材・文:花岡貴子)