「クイーンエリザベス2世C・香港G1」(29日、シャティン)
日本馬にとって最大のラ
イバルか。4連勝で今年の香港ダービーを制した
ピンハイスター。現在、各ブックメーカーで単勝1番人気に推される地元の実力馬が25日、シャティンのダートコースで追い切りを行った。単走で2F26秒4をマーク。夜明け前の暗がりでも快活な走りが目につき、仕上がりの良さが伝わってきた。
コンビを組むのは日本馬
ネオリアリズムで制した昨年に続き、レース連覇の懸かるモレイラ。「大きくてパワフルな馬だが、動きはしなやかだよ」とパートナーを評価する。
前走の香港ダービーを、シャティン競馬場で行われるようになった00年以降で最速となる2分1秒1でV。当時の鞍上はムーアだが、
オーストラリアから移籍してからの4勝中3勝をモレイラとのコンビで挙げており、最も特徴を知るジョッキーと言える。「2走前のレースは強かった。この馬でG1に出られることをうれしく思っている」と大きな期待を寄せた。
香港勢は逃げる
タイムワープが“前門の虎”なら、追い込み馬
ピンハイスターが“後門のオオカミ”。香港ダービーを後方一気の競馬で差し切った切れ者が、日本勢に襲い掛かる。
提供:デイリースポーツ