「天皇賞(春)・G1」(29日、京都)
出走馬と枠順が確定した。近年屈指の混戦ムードだが、過去10年で半数の勝ち馬を出している1枠は外せないところだろう。今回、“お宝枠”をゲットしたのは
ミッキーロケットと
チェスナットコートの伏兵2頭。ロスのないコース取りから波乱を呼ぶか。なお、きょう27日に一部ウインズで前々日発売が行われる。
過去10年で(5・1・1・12)。半数の勝ち馬を輩出している1枠に注目したい。コーナーを6回通過する舞台設定とあって、ロスのない内枠は絶好のポジショニングにつながるのだ。
15年
ゴールドシップ、16年
キタサンブラックと、歴史的名馬がこの枠から頂点を極めたのは記憶に新しいが、09年の勝ち馬
マイネルキッツは12番人気、11年
ヒルノダムールは7番人気、12年
ビートブラックは14番人気での勝利。人気を問わぬ活躍ぶりは、穴党にとっても頼もしい限りだ。
今回、絶好の1枠1番を引き当てたのは
ミッキーロケットだ。生野助手は「いいんじゃないでしょうか。ロスのないところを通れるし」と前向きに語る。追い切り翌日の26日朝は軽めの運動で体調を整えた。「具合も悪くない。楽に折り合いがついたところでポジションを取ってくれたら」。近走は正直、パッとしないものの、好枠を味方に大穴配給といきたい。
1枠2番をゲットしたのは
チェスナットコート。岡助手は語る。「馬群に入っても問題ない馬だし、内に越したことはないですね」。伸び盛りの4歳馬。スタミナも豊富で、「もともと中山よりも京都の方がいいと思っていた」とくれば、いやが上にも食指が動く。白帽2騎がどんな走りをするか、きっちり見届けるとしよう。
提供:デイリースポーツ