天皇賞・春から一夜明けた30日朝、
レインボーラインは栗東トレセン内の自厩舎で静養していた。
「昨晩は午後7時頃、栗東に戻ってきました。胴より上は問題ないですし、カイバもちゃんと食べています」と、担当の若松厩務員。
若松厩務員はゲートについていったため、移動中のバスのモニターで観戦していた。
「接戦でしたから、ゴールするまで勝利は確信できませんでした。勝った瞬間、嬉しいのと同時に(馬の態勢が)ガクッとなったのも確認できたので、複雑な気持ちになりました」
若松厩務員はバスから降りると、そのまま
レインボーラインに駆け寄った。
「岩田騎手がすぐに(馬を)止めてくれたおかげです」と鞍上の判断に感謝。ハ行している右前脚については、週の半ばに再度精密検査を受ける予定とのことだ。
精密検査の結果次第、と前置きした上で「いつも一生懸命走ってくれる馬なんです。また頑張ってもらいたいですね」と陣営は次の戦いに望みを繋げていた。
(取材・文:花岡貴子)