2日(水)、
船橋競馬場ではダート
グレード競走・第30回
かしわ記念(JpnI・ダート1600m)が行われ、2番人気だった
JRAの
ゴールドドリームが直線差し切って勝ち、GI(JpnI)3勝目を飾った。
オールブラッシュが逃げ、
モーニンが2番手、
ベストウォーリアが3番手。
ゴールドドリームは五分のスタートを切り、中団馬群を
インカンテーションと並んで追走。4コーナーで大外から進出し、直線は鋭く伸びて、しぶとく粘る
オールブラッシュをとらえた。勝ちタイム1分39秒2、勝利騎手は
クリストフ・ルメール。1馬身差の2着に6番人気
オールブラッシュ(
JRA)、1番人気
インカンテーション(
JRA)がアタマ差の3着。前走で
ゴールドドリームを破りGI初制覇を飾った
ノンコノユメ(
JRA)は4着、地方勢は
ヒガシウィルウィン(船橋)の7着が最高だった。
ゴールドドリームは
父ゴールドアリュール、
母モンヴェール(母の
父フレンチデピュティ)、牡5歳鹿毛馬。
JRA栗東・
平田修厩舎の管理馬。通算成績15戦7勝、GI(JpnI)は去年の
フェブラリーSと
チャンピオンズCに続く3勝目となった。
レース後の関係者のコメントは以下の通り。
1着
ゴールドドリーム(
クリストフ・ルメール騎手)
「今日はすごく嬉しいです。すごくいい馬で、JpnIを勝てて喜んでいます。今日はいいスタートが切れ、4番手につけられました。
リラックスしていて、直線はいい脚を出してくれました。前にいた
オールブラッシュが止まりませんでしたが、すごくいい瞬発力がありました。最後は楽でした。ラスト200メートルが速かったです」
(
平田修調教師)
「ゲートは毎回問題があるのですが、今日は『出た』と思いました。真ん中より前の位置につけられました。
オールブラッシュをとらえれば勝てると思って見ていました。いつも暴れん坊な馬なのですが、今日は大人しくて出遅れを心配していました。
フェブラリーステークスのリベンジが出来ましたし、秋を見据えて、オーナーと相談になりますが、
帝王賞あたりを目指そうかなと思います」
4着
ノンコノユメ(
内田博幸騎手)
「向正面で砂をかぶらない位置につけられましたが、ペースが上がってから置かれました。離されてから、また伸びて来ています」
7着
ヒガシウィルウィン(
森泰斗騎手)
「休み明けでこのメンバー相手によく喰らい付いていると思います。雨が降って内側の馬場が良くなってきたので、一発狙って内にこだわっていたのですが、甘くないです」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI