6日、東京競馬場で行われた
NHKマイルC(3歳・牡牝・GI・芝1600m)は、スタート一息で後方からの競馬となった
藤岡佑介騎手騎乗の6番人気
ケイアイノーテック(牡3、栗東・
平田修厩舎)が、直線で外から一気に脚を伸ばして、好位追走から一旦は先頭に立った2番人気
ギベオン(牡3、栗東・
藤原英昭厩舎)を捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒8(良)。
さらにアタマ差の3着に9番人気
レッドヴェイロン(牡3、栗東・石坂正厩舎)が入った。なお、1番人気
タワーオブロンドン(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)は12着、3番人気
テトラドラクマ(牝3、美浦・
小西一男厩舎)は14着に終わった。
勝った
ケイアイノーテックは、
父ディープインパクト、
母ケイアイガーベラ、
その父Smarty Jonesという血統。前哨戦のニュージーランドTでは2着に敗れたが、この本番で巻き返し3歳マイル王の座に輝いた。鞍上の
藤岡佑介騎手はこれが初の
JRA・GI制覇。元々騎乗予定だった
武豊騎手が騎乗停止となったための初コンビ結成だったが、そのチャンスを見事掴んだ。
【
藤岡佑介騎手のコメント】
嬉しいです。(ゴールは)なんとか届いたかなあという感じで、周りのみんなに勝っているかどうか確認しました(笑)。(道中は)後ろからになりましたね。流れに乗りたいと思っていたんですが。
(直線では)届くとか考える余裕はなくて、踏み遅れだけしないようにと必死に動かしていました。エンジンがかかった時には、ひょっとしたらとは思いました。今日は本当に目一杯走ってくれたので、休んでまた元気な姿を見せてほしいです。