8日、フランスの
サンクルー競馬場でグレフュール賞(G2・芝2100m)が4頭立てで行われ、S.パスキエ騎手騎乗で出走した
ディープインパクト産駒の
スタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)が、2番手追走から直線突き抜け、3.1/2馬身差で圧勝した。良馬場で勝ちタイムは2:19.29。2着はM.カデドゥ騎手騎乗のアルーナク、3着はG.ブノワ騎手騎乗のアルハダブ。
スタディオブマンは
父ディープインパクト、
母セカンドハピネス、
その父Storm Catという血統で、日本で競走生活を送った
マンボネフューの半弟にあたる。
母セカンドハピネスはG1・10勝の名牝ミエスクの娘で、大種牡馬
キングマンボの妹でもある。1戦1勝で臨んだ前走・
ラフォルス賞(G3・芝1800m)での2着から、今回が3戦目だった。
グレフュール賞はフランスダービー(ジョッケクルブ賞)の前哨戦の1つで、過去には
モンジュー、パントルセレブルらの名馬も勝利したレース。昨年は
ディープインパクト産駒の
アキヒロ(現在は香港に移籍し馬名もスティミュレーションとなった)が出走し3着となった(仏ダービーは出走せず)。
この勝利で
ディープインパクトは
日本ダービーに
ダノンプレミアム、英ダービーに
サクソンウォリアー、仏ダービーに
スタディオブマンと、日英仏のダービーに産駒の有力馬を送り出す可能性が高まった。