「
日本ダービー・G1」(27日、東京)
デビューから無傷3連勝中の
ブラストワンピースは10日、美浦Wで単走追い。9日までの雨の影響で水分を含んだ重い馬場を、躍動感のあるフットワークで駆け抜けた。終始馬なりでタイムも5F69秒1-38秒8-13秒2と目立たないが、気配の良さと順調な調整ぶりをアピールするには十分の内容だった。
3月の
毎日杯を制した後は、
皐月賞には目もくれずダービー一本に照準を絞った。リフレッシュ放牧先となった福島県のノーザン
ファーム天栄から、3日に美浦トレセンへ帰厩。「牧場では普通に乗っていたが、馬体重はまだプラス20キロくらいかな」と大竹師は慎重な口ぶり。ただ、完成するのは古馬になってからと見込んでいる晩成タイプだけに、そのあたりは織り込み済みだ。「良化の余地は十分にあると思う」とさらなる成長を期待している。
毎日杯で2馬身差をつけた
ギベオンが、NHKマイルCでは首差2着と奮闘。ますます
ブラストワンピースの評価が上がりつつある。「結構燃えやすいタイプ。ダービーの雰囲気にのまれないように対策していきたい」と、万全の態勢で大一番へ臨むつもりだ。
提供:デイリースポーツ