21日、東京競馬場で行われた
オークス(3歳牝、GI・芝2400m)は、
本田優騎手騎乗の3番人気
カワカミプリンセス(牝3、栗東・西浦勝一厩舎)が道中は好位を追走し、ゴール手前で先頭に立つと、外から追い詰めた5番人気
フサイチパンドラを3/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分26秒2(良)。さらにクビ差の3着には7番人気
アサヒライジングが入った。1番人気に支持された
アドマイヤキッスは4着、
桜花賞馬
キストゥヘヴンは6着にそれぞれ敗れた。
勝った
カワカミプリンセスは、
父キングヘイロー、母は
タカノセクレタリー(
その父Seattle Slew)という血統。06年2月のデビュー戦から
君子蘭賞(3歳500万下)、
トライアルの
スイートピーS(OP)と無敗で勝ち進み、4連勝目がGI制覇となった。無敗での
オークス制覇は1957年の
ミスオンワード以来49年ぶりとなる。通算成績4戦4勝(重賞1勝)。
キングヘイロー産駒は今回の勝利でGI初制覇となった。
鞍上の
本田優騎手、管理する西浦勝一調教師共に同レース初勝利。
JRA重賞は、本田騎手が
コスモサンビームで制した05年
スワンS(GII)以来の重賞制覇で通算26勝目(GI・5勝目)、西浦調教師は、
マイソールサウンドで制した05年
阪神大賞典(GII)以来で通算11勝目(GI・4勝目)となった。