競馬の祭典・
日本ダービーまであと5日。
皐月賞は挫跖で回避したもののここまで無敗の2歳王者・
ダノンプレミアム、その
皐月賞を制した
オルフェーヴル産駒・
エポカドーロ、
青葉賞を快勝して優先出走権を手にした
ゴーフォザサミットなど、今年も好レースが期待できる一戦。
ひと足早くダービーの展望をお届けする、日替わり企画の第7弾。今回登場するのは、スポニチの看板記者で通称“万哲”の小田哲也氏。
今年のダービーの見立ては「荒れ相場」。どのような馬が人気薄で激走するのか、そして今年のダービー出走馬ではどの馬に注目すべきなのか。氏の鋭い視点で解説してもらった。
◆“
エイシンフラッシュ”や“
フサイチコンコルド”が高配当の使者
ダービーは過去10年、1番人気が4勝、2番人気が2勝、3番人気が3勝で傾向上は荒れにくいGI。ただ今年は
皐月賞が3連単37万馬券。想定オッズも割れ、荒れ相場が妥当か。
過去10年で唯一4番人気以下の馬が勝った年は、7番人気
エイシンフラッシュが勝った2010年。2着
ローズキングダムが5番人気で、1番人気
ヴィクトワールピサが3着でも3連単15万馬券の高配当。
フラッシュは
京成杯を1番人気で勝ちながら、
若葉Sを鼻肺炎で回避し、ぶっつけの
皐月賞は11番人気と評価急落で3着。今思えば、
皐月賞前に1戦使えない誤算がローテ上はゆとりに。ダービーまでに何らかの狂いが生じ、完全燃焼していない=余力が残って激走。これが
フラッシュ型の「Aパターン」の穴馬。
すみれS1着後、
プリンシパルSを輸送熱で使えず、7番人気で制した96年
フサイチコンコルドも同型。
2010年のダービー2着馬
ローズキングダムは、
朝日杯FSまで無傷3連勝。順調なローテを歩んだが、
スプリングS3着→
皐月賞4着と下降し、ダービーでは5番人気に甘んじた。実績があるのに、近走が嫌われて人気下降の「Bパターン」は結構多い。
ダノンプレミアムはローテ的には「Aパターン」だが、人気必至。「A」該当の注目馬は
共同通信杯(10着)の馬体減を立て直し、
皐月賞パスで
京都新聞杯Vの
ステイフーリッシュ。
共同通信杯での7着完敗から結果的に
皐月賞(6着)が直行となった
グレイルは脚を測るような競馬で完全燃焼していない。不気味な面はある。
「Bパターン」の筆頭格は
ワグネリアン。前2戦の敗戦でオッズは買い頃か。
ジャンダルム、
タイムフライヤーもBタイプ。
皐月賞が負け過ぎと見ると痛い目に遭う恐れも。
これまでに好配当を演出してきた"2パターンの穴馬"の激走はあるのか。今週末の
日本ダービーで万哲が狙う穴馬に期待したい。
なお、
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